最近は、メルカリやラクマなどのフリマアプリで個人で簡単に取引出来るようになりましたね。
私自身も、フリマアプリで多肉植物などの購入や販売をしています。
ですが、「多肉植物の販売をしたいけど、どうやって送ったらいいのかわからない」といった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのが第4種郵便です。
そこで、今回は第4種郵便の注意点や梱包方法についてお伝えしていきたいと思います。
第4種郵便とは?
第四種郵便は、郵便法(第27条)で定められた特定のものを送る時に使える方法で、
- 「通信教育用郵便物」
- 「点字郵便物・特定録音物等郵便物」
- 「植物種子等郵便物」
- 「学術刊行物郵便物」
の4種類があります。
多肉植物は「植物種子等郵便物」に該当するので誰でも通常よりも安く送ることができます。
ただし、いくつか条件や注意点があり
- 植物種子、苗、苗木、茎もしくは根が対象で「栽培目的」であること
- 中身が確認できる状態であること
- 第4種郵便と赤字で記載すること
この3点に気を付ける必要があります。
第4種郵便のサイズ・重さ
最大 | 最小 |
- 重量:1kgまで
- 最大:1辺60cm
- サイズ合計:3辺の合計が90cm以内
料金
第4種郵便の料金は、重さによって変わります。
重さ | 料金 |
50g以内 | 73円 |
75g以内 | 110円 |
100g以内 | 130円 |
150g以内 | 170円 |
200g以内 | 210円 |
300g以内 | 240円 |
400g以内 | 290円 |
さらに100gごとに (上限1kg以内) |
+52円 |
〇速達
重量 | 料金 ※基本料金に加算 |
---|---|
250gまで | +260円 |
1kgまで | +350円 |
多肉植物のカット苗を小さなフードパックで送る場合、50g以内に収まることが多く、73円の送料で済んでとてもお得!!ピヨピヨ
多肉植物の苦手な夏や冬に送る場合は、速達で送ると蒸れや凍結の心配をしなくて済みますよ!
配達日数
第4種郵便は、「土曜日、日曜日、祝日」は配達されません。
また、第4種郵便はもともと配達日数が1日遅かったのですが、2021年10月からはさらに配達日数が約1日伸びました。
ちなみに、集荷は土日祝日に関係なく行われます。
なので、実際に九州から関東に発送するとなると、
- 月曜日に発送→木曜日に配達
- 火曜日に発送→金曜日に配達
- 水曜日に発送→月曜日に配達 注意!
- 木曜日に発送→月曜日に配達
- 金曜日に発送→月・火曜日に配達
- 土曜日に発送→火・水曜日に配達
- 日曜日に発送→水・木曜日に配達
のようになります。
水曜日の場合は、1~2日郵便局に保管され他の曜日よりもさらに配達に時間が掛かるため、水曜日発送はオススメしません。
近県の場合は、2~3日で配達されます。
第4種郵便の注意点
保証がない
第四種郵便物に補償は一切ありません。
例えば、多肉植物の茎が折れたり、葉がとれたり、蒸れや凍結で状態が悪かったり、枯れていたとしても、それに対する補償はありません。
破損や紛失などが発生した場合は当事者同士での話し合いで解決する必要があります。
また、追跡番号がついていないため配達状況の確認ができません。
この補償と追跡番号は別料金でつけることができますが、送料が上がってしまうため、ゆうパック・宅急便など元々補償や追跡番号が付いているサービスを使うケースが多いです。
不在の場合は再配達
これは実際にあったケースですが、不在票が入っていたのに気付かず、郵便局での保管期間の7日が過ぎ、発送者である私の元に戻ってくるということがありました。
最初は、近県で2~3日で届くはずなのに1週間過ぎても届かないため紛失したと思い送料はこちら持ちで再度カットしたものを発送したのですが、発送した日の夕方に留置期間経過で戻って来たことで、不在票が入っていたのに気づいていなかったということがわかったケースです。
コチラがその時のフードパックです⤵
この時はたくさん育てているカット苗だったため、新たにカットして発送し何とか取り引きを完了することができました。
多肉植物をフードパックを送る場合、ほとんどが3mm以上となるためポストに入らない場合は直接インターフォンを鳴らして届けてくれます。
ただ、不在だと不在票が入り再配達となるので、この不在票に気づかない場合は今回のようなケースになる可能性があります。
必ずしも再配達できるものとは限らないため、ポストにフードパックが入らないお家の方は注意が必要です。
フードパックを使って多肉植物のカット苗を送る方法
では、実際にフードパックを使った第4種郵便の発送方法をご紹介します。
準備するもの
- 多肉植物
- フードパック
- 緩衝材(プチプチ)
- 宛名テープ
- おかずカップ
- ホッチキス、セロハンテープ、ハサミ、ペンなど
ちなみに、フードパックや宛名シールはほとんど100均で揃えたものです。
梱包する
今回の多肉植物は、「パープルヘイズ、ダシフィルム」という小さくてつぶつぶしているものなので、なるべく葉が落ちないようにおかずカップに入れて、それをフードパックに入れます。
フードパックの大きさに合わせて切ったプチプチを上から被せます。
〇をつけている3ヶ所をホッチキスでとめて、その上から怪我防止なども兼ねてセロハンテープを貼ります。
テープを全面に貼ると蒸れる可能性があるので空気穴のためにもなるべく貼る面積を減らします。
宛名シールを貼る
切手を貼る場所を考え、フードパックの右下辺りに手書きした宛名シールを貼ります。
目立つように第4種郵便と赤字で書くことを忘れないように注意!
表に自分の住所を書くスペースがない場合は、このように側面に貼ります。
今回は、100均で買ったシールを宛名シールとして使いましたが、自分の住所が掘ってあるハンコを使ったり、パソコンで印刷したもの使ったりなど自分のお好みでどうぞ。
郵便局に持っていく
梱包した多肉植物を郵便局に持っていき、「多肉植物を第4種郵便で送りたい」と伝えれば、重さを計量し、料金を支払って完了!
過去に1度だけ、第4種郵便と伝えてもその料金になっていないことがあったため、重さを計っている時、画面で第4種郵便となっているかチェックしておくと確実です。
今回のように、中身が見えるように梱包したフードパックを使っていれば、郵便局から中身の確認をするように言われることはないので安心して発送出来ますよ。
キャッシュレスで払った場合は、領収書とは別に「売上票」をもらいます。念の為取り引き完了までは保管しておくことをオススメします。
まとめ
今回は、第4種郵便の注意点や梱包方法についてお伝えしました。
第4種郵便は誰でも条件を満たせば使える便利なものなので、注意点を踏まえ上で、ぜひ利用してみて下さい。
梱包方法では、カット苗のやり方をご紹介しました。抜き苗の場合は根っこをティッシュで包む作業が入ってきますが基本的には一緒です。
梱包方法をマスターして、フリマアプリなどで多肉植物を売ってみませんか?
趣味をお金に変えるいいお小遣い稼ぎになりますし、色んな人と多肉植物を通して交流出来ますよ?
皆さんもぜひ多肉植物販売に挑戦してみてください!
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